発達障害をおもちのご本人、ご家族の皆様へ

発達障害をおもちのご本人、ご家族の皆様へ

日本発達障害ネットワーク(JDDnet)のホームページにようこそ。私たちのホームページを訪ねてくださって、ありがとうございます。あなたがこのページに来られた理由はさまざまあると思います。親御さんなら、子育ての心配や不安がある、子育ての難しさで家庭生活に悩んでいる、子どもが発達障害かもしれないと感じている、など。ご本人なら、日常生活がうまくいかない理由がわからない、自分が発達障害かもしれないと感じる、発達障害と言われたがもっとよく知りたい、など。私たちJDDnetはそんなみなさんのお役に立ちたいと思っています。発達障害ってなんだろう、どんな特徴があるんだろう? 発達障害の人たちの生活をどうやって支えていけばいいんだろう、どんなことに気をつければいいんだろう? 発達障害があるということに、生活の中でどのように向き合っていけばいいんだろう、どう考えればいいんだろう? 発達障害についての最新の情報を提供しながら、私たちは、みなさんのこういった悩みが少しでも和らぐように力を尽くしたいと思っています。ここから一緒に歩んでいきましょう。

発達障害を
知る

発達障害に気付くには?こんな時どうする?といった、発達障害について理解を深める。

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発達障害を
支える

発達障害の方を社会で支えるための制度や施策について情報提供いたします。

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発達障害と
向き合う

発達障害に関するガイドブックやマニュアル等の資料をご紹介いたします。

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発達障害を知る

発達障害を知ることは,とても大切なことです。それはどうしてでしょうか?

まず発達障害とはなにか,ということから話を始めます。発達障害とは,生まれつき脳の機能「の一部に障害」があることで,さまざまな「症状」が現れ,そのために日々の生活でなにかしらうまくいかないことが起こりやすい状態を指します。でも,われわれはみな,生まれつき脳の機能には個人差があり,日々の生活において得手不得手があります。そして一般的には得手なことは伸ばし,不得手なことには手を借りたり,誰かに代わってもらったり,時には指導を受けたり,時には励まされたりして,なんとかやりくりしています。

それがうまくいくということは,われわれが,その応援方法をなんとなく知っていたり,その対応になれていたりするからかもしれません。つまり,ある事態への対応策を熟知しているからです。脳の機能の個人差により,ひとりひとりの得手不得手により,生活に支障を来したり,現状のままでは,将来への不安がなかなか消えないとき,その状態は症状と呼ばれ,応援の工夫は求められます。

広汎性発達障害(自閉症,アスペルガー症候群)や,注意欠如・多動性障害(ADHD),学習障害(LD)などの「発達障害」は,個人差をもった脳の機能により症状をそれぞれ区分けされ分類されたものの総称です。発達障害を知ることで,いま支障を来している生活を,よりよいものへ置き換えていく努力と工夫をすることができます。

発達障害を知らないと,本人の努力不足,親を中心した家族や関係者の関わりかたの問題などといった,大きな誤解にさらされ,生活の工夫に発展していかないばかりか,本人、家族そして関係者が,誤って傷つけられてしまうのです。
発達障害を「正しく」知ること,それが本人と家族への応援の第一歩です。

発達障害を支える

発達障害を知ることで,その子や家族が自らを支え,周囲からの正しい応援を受けることができるようになります。

発達障害として示される個々の特性は,生活を追い詰める可能性と,生活を豊かにする可能性を持っています。彼らが示す,純粋さ,感受性の高さ,機転のよさ,フットワークのよさ,興味関心における積極性の高さ,驚くほどの記憶力と,目の付け所の差から生まれるユニークさなどは,特筆すべきものです。

四角四面の頑固さ,気の弱さ,落ち着きのなさや衝動性,集団行動の取りにくさ,会話のかみ合いにくさなど,不得手と思っていたものが,視点を変えると得手となります。発達障害を知ることで,生活の工夫をより丁寧にアレンジすることができます。生活しやすくなることで,短所が長所にも代わります。

発達障害を支えるということは,発達障害の短所として抽出されがちな特性を,長所に変えていく作業でもあります。その特性をなくすことを目指すのではなく,その特性により,生活が豊かになるような工夫をし続けることです。支えるという言葉の意味は,応援するだけでなく,維持するということでもあります。まさに,発達障害を維持しながら,応援をすること,それが発達障害を支えるということです。

発達障害と向き合う

向き合うということは,事態を直視することです。

発達障害という状況を親が直視することは,簡単なことではありません。親として子どもの誕生を心から歓びながら,その子にある得手不得手が,発達障害という診断名がつくものであると知ったとき,多くの親はやはりショックを受けるかと思います。何度も誤解であってほしい,成長とともに薄くなり,消えていって欲しいとも願うかもしれません。そして同時に,そうした思いでわが子に向き合う親自身に,罪悪感を持つ場合もあるでしょう。

現実を受け止めることは,とても辛く,難しいはずです。でも,いま現在に向き合うことが,未来を作るとも言えます。親や家族が,発達障害に直視し,さらに未来に希望を持つためには,子どもたちが,生活しやすい社会を作ること,子どもたちが,希望を持って明日を信じる社会を作ることです。そして親や家族がそのように発達障害と向き合っていくことを通じて、子どもたちもまた、自分自身に向き合い、自分自身をよりよく理解していくことができるのです。そのことは成人期を迎えた当事者の方においてもまったく同じだと言えます。

JDDネットワークは,当事者や家族を応援する団体です。皆さんが生活しやすい社会を,地域を,作っていけるよう,一緒に歩んで行きましょう。過去は変えることはできませんが,今から,多くの方々と手をつなぎ合うことで,未来を変えていきませんか。発達障害と向き合える未来を作っていきましょう。

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