支援者・専門職・加盟団体の皆様へ

日本発達障害ネットワーク(JDDnet)では、発達障害のある方やご家族、当事者団体への支援のために、学会・研究会、職能団体などを含めた支援者の団体に幅広くご参加・ご協力いただいています。支援者・専門職・加盟団体の会員の皆様に対しましては、年次大会での講演やシンポジウム等を通して、発達障害についての医学・教育・福祉・政策などの最新の情報を提供しています。これらは新着情報より発信しておりますのでぜひご参加ください。

また加盟団体のご協力を得て東北大震災による被災地域の支援施設についての講師や支援者の派遣活動も継続しています。大規模災害における支援につきましては引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

発達障害に
ついて

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発達障害を
支える

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加盟団体の
皆様へ

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発達障害について

発達障害とは、ご本人の思い、支援者や専門職の工夫や支えによって磨かれ、さらに輝き生かしていくことができる個性であると考えます。私達はそうしたことを胸において、発達障害者支援法ができたときから、様々な場所、中央や地方において、また、個別の学校や事業所、関係する機関の中で、ご本人やご家族と相談し連絡しあいながら支援の工夫を積み重ねて参りました。地域によって程度の差はありますが、それぞれの地域において専門職種の連携、エリア団体との協力活動を通して、発達障害のある方々が生きやすい暮らし方や社会の仕組みを実現したいと考えています。こうした活動を通してすべての人々がより自由で豊かな暮らしを営める社会となることを目指しています。

発達障害を支える(多職種連携委員会の取り組み)

日本発達障害ネットワーク(JDDnet)発足当初から、専門職の職能団体がJDDnetに加盟しています。現在では8団体(※)を数えます。

当初より、各団体それぞれJDDnetへの参加・協力をしてきましたが、徐々に各団体が連携して発達障害支援に関わっていく意識が芽生えはじめました。その第一歩として「有機的な連携のためには、各専門職がお互いの支援を知ることから」と考え、2011年の第7回年次大会より、各職種の紹介を含めた多職種連携をテーマとしたプログラムを実施してきました。専門の違う職種が集まる希少まれな機会があることがJDDnetの特徴でもあります。今までも連携が必要と言われて来ながら、実現に至りませんでしたが、JDDnetがあることで、各団体が「つながり」、動き出すことができました。

この多職種が連携しての支援の到達目標として、日本全国どこでも、多職種による支援-発達障害児者の困難さの内容に応じた専門職による支援、必要なときに必要な専門職のアドバイス等-が得られるようになることを目指しています。

その歩みを確実に、強力にすすめるために2014年JDDnetに多職種連携委員会が組織作られました。今後、その成果を年次大会や体験ワークショップで報告し、多くの方に専門職を知っていただくこと、また、専門職同士の理解を深めること、それが「つながり」「ひろがる」よう努め、地域での多職種のネットワーク作りにも取り組み、発達障害支援のさらなる充実を目指します。

※ 一般社団法人日本臨床心理士会、一般社団法人日本作業療法士協会、一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構日本臨床発達心理士会、一般社団法人日本言語聴覚士協会、一般財団法人特別支援教育士資格認定協会、公益社団法人日本精神保健福祉士協会、一般社団法人学校心理士認定運営機構日本学校心理士会、一般社団法人日本公認心理師協会

加盟団体の皆様へ

日本発達障害ネットワーク(JDDnet)は、障害者当事者団体や親の会、学会・研究会、職能団体などで構成される複合団体です。正会員団体、エリア会員団体、都道府県ネットワーク、企業サポート会員、個人会員がJDDnetに加盟しています。支援者団体、当事者・家族の団体が分け隔てなく同じテーブルについて、平等に意見を言い合い、一緒に考えることができるのもJDDnetの大きな特徴です

専門職・支援者団体としては、当事者・家族団体会員の方に、どのような職種がどのような支援をしているのかを知ってもらいたいと思っています。様々な専門職が発達障害支援に役立つためにスタンバイをしています。私たちが何を提供できるのか、どのように役に立てるのかをまずはお知らせし、さらに皆様がどんな支援を望んでおられるのかを教えていただきたいと思っています。JDDnetだからこそできる、より質の高い支援を考えていきます。
まだ、JDDnetに加盟していない多くの専門職能団体があります。より質の高い支援を目指すには、現在加盟している団体だけで対応できないことも考えられます。多くの専門職能団体の加盟と、今後の連携への参画を期待します。そして、地域特性に根差した皆様の実践や関わりを、JDDnetを通して共有し、違いを乗り越え、すべては発達障害の支援の発展に向け共に歩んでいただきますようお願い申し上げます。